象は大切に!

一日中原稿作業でした。
おかげでペン入れしてないページはなくなりましたよ!
……一ページに1コマペン入れしてあるって落ちですけど。
原稿原稿でぐちゃぐちゃになった頭をスッキリさせるために、息抜きにDVDを借りてくることに。
みんなの新たなヒーロー、トニー・ジャー主演の「トム・ヤン・クン」を選択。
なんか、象を見る目が変わる映画でした。
王の騎乗する象を守る戦士の一族であり、現在は象使いとして暮らしていた青年。しかし、騙された父親は殺され、実の兄のように慕っていた象とその息子を誘拐された彼は、象を取り戻すために必至の追撃を行う。
今、最強のムエタイ戦士がシドニーに降り立つ……というお話。
バキを見てると、ムエタイキャラっていつも一撃でやられちゃう噛ませ犬なのですが……ムエタイってホントは強いんだよ!
強靭な足腰を使った蹴り、空中技に関節技。実際の戦争で培われた、殺人拳術なのです。公式試合のルールに捕われなければ、戦闘能力を奪う関節一撃破壊技に、頚椎破壊を目的とした殺人技だって自由に使い放題。基本的に護身術とされる他のアジア格闘技とは一線を画しますね。
それにしても、こういうノースタント、ノーSFXなアクション映画を見てると、昔のジャッキー・チェンの映画を見ているようで懐かしくも爽快な気分ですね。
最近のアクションはちょっとCGに頼りすぎてる部分がありますから。ちゃんとした人間の演技って言うところに惹かれます。
前作、マッハは題材に使われているのが仏像で、仏教にそれほど教養のない私は余りストーリー部分で面白くなかったんですが……今回は生きた象が題材に使われているおかげか、かなり感動しました。象と共に暮らし、象と共に生きている描写が冒頭で印象強く使われているおかげで単なるアクション映画で終わってません。やっぱり、感情移入って必要ですよね。