風の谷

古本屋でナウシカの原作本を立ち読みしました。
うわー映画、話を端折りまくってるなー。
映画ではチョイ役でしかなかったアスベル兄さんとかユパ様が大活躍。
この時代に生きている人間は、腐海と共に生きるようにプログラムされたコーディネイターであり、腐海も蟲も、王蟲でさえ、人間が作った世界を浄化するためのファクターに過ぎない……幾星霜の年月が流れた後、純粋な人間が冷凍睡眠から目覚めたときの肥やしとして。
ちゃんと映画でもこの辺の話をやれば……オタク向けになるだけか。
「ユパ様死んじゃった」
「そのほうがええんじゃよ」
いや、ユパ様死亡シーンは感動モノなのですが。左腕爆弾で吹き飛ばされて、無数の剣に貫かれて……(泣
映画に登場しないナウシカの暗黒面である皇弟とか、段々いい人化していく副官のクロトワさんとか。
特にクシャナ様の過去話は、庵野監督が俺に映像化させてくれと師匠に直談判するくらい素敵な話ですわ。しかし、なんでクシャナ様の父&三人の兄はデブいのか。父親の遺伝なんだろうけど。クシャナ様と似ても似つかないよ!
いや、デブいクシャナ様なんぞ見たくもありませんが。
クシャナ様がデブかったらそれクシャナ様ちゃう。
クシャナや。(cあずまんが)
あとは巨神兵ナウシカ親子の絆が一番の見所ですね。ママ、いじめる、ゆるさない。
腐ってない巨神兵が見れるのは漫画版だけ!
つうか宮崎さんは正直、漫画家でも食っていけるんじゃないだろうか。
戦車兵の日常とかも、漫画で書いてたし。
監督業からも一線を離れたことだし、今度は漫画家として活躍して欲しいなぁ。
もののけ姫とか、ラピュタとか、宮崎さんの構想通りの作品がすっげー見たい。
というか、昔の漫画家と映画監督っていろいろと共通点があるんですな。
石森先生なんかは映画監督になれなかったから漫画を描き始めた、なんて言ってるくらいだし。宮崎さんも監督として大成しなかったら、漫画家になってたんじゃないでしょうか。
世の中、何が人生変えるかわからないですよね。