進め!海を山を谷を砂漠を越えて!

すいません。
いきなり三日も更新が空くとは自分でも思っていませんでした。
家族の足……もとい運転手として、県外まで高速に乗ってお出かけしてたりしてました。
いや、本当、高速道路って神経使いますわ。
まぁ、更新が空いた分のネタは仕込んできましたよ。



轟々戦隊ボウケンジャー劇場版 最強のプレシャス&劇場版仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
本日、見に行ってまいりました。
もはや毎年の恒例行事と化してます。
龍騎、剣は初日に見に行ってお子様から恐るべき洗礼を食らっていたので、なるべく初日は避けるようにして、かつできるだけ早いところ見に行こう、ということで、だいぶ前から今日行くことは決まってました。
こっちの映画館だと、木曜はメンズデイなので割安で見れるのです。
しかし……実際に映画館についてみると夏休み効果もあってやっぱり子供でにぎわっていました。これは駄目かな……とか考えてたんですが、実際に劇場に入ってみると、結構ガラガラでした。しかも、8:2くらいの割合で30か40くらいのおっさんの方がお子様より多い。
……どういうことだ!?(まあ私もいい年して子供映画見に行ってるわけですけど)


>>轟々戦隊
では内容のレビューおば。
とはいってもTV本編のネタバレ、映画も行く予定があるかもしれない人のために話の方はなるべく端折らせていただきます。それでも若干のネタバレはございますのでご容赦ください。
とりあえず、この映画で赤の下の名前が悟だということは覚えた。
ゲストキャラクターで赤の親父が出てくるのですが、この人がやたらと「悟、悟」連呼するので、赤のフルネーム覚えてなかった最初のころは違和感あったんですが、終盤になるにつれて慣れてきました。
まぁ、確かに父親が息子を名前で呼ばないのはおかしいですからね。
この親父キャラが、息子を坊主呼ばわりする典型的な息子の成長を認めたがらないタイプで、映画版の話は父親が息子を認めるまでの過程でした。
「おまえ、強いなぁ!」
とか、自慢げに話しかけてるのが印象的でしたね。
映画の副題にもなっている最強のプレシャスですが、王道どおりのオチです。仲間は大切にね!
そして宣伝でさんざん謎の美少女連呼されてるゲストヒロインですが……こんなの詐欺だよ! 扱いが酷すぎる。あんな宣伝の仕方されたら、赤と激しいラブロマンスでも展開するんじゃないかと勘違いしてしまうじゃないですか。
実際、公開された話の方が面白いわけですが、これなら別に奴の存在無くてもよかったんじゃないかと……
さてさて、劇場版の戦隊モノといえば、新メカ、新合体、あるいはオリジナルメカの登場が恒例になっているわけですが――今回は新しいメカは登場せず、新しい合体のお披露目だけでした。
しかし……アルティメットダイボウケンとサイレンビルダーが合体するものだとばかり考えてたんですけどね。まさか、あんな合体を見せられるとは……むぅ、現在までに発売されているロボ玩具を全部持っている人なら、あらかじめわかっていたことなんでしょうけど。
それにしてもあの超必殺技は、赤が時の涙を見てしまうんじゃないかと心配してしまいましたよ。
赤「彗星はもっとばぁーっと動くもんな」


>>カブト
サソード出番なし!
最初にちょっとだけ声が出ました。
それだけです。
まあ、そんなことはおいといて。
カブトのTV版ストーリーは、7年前に新宿に落ちた隕石が街を崩壊状態にした、という設定ですが、映画版では隕石は海に落ちて干上がらせてしまったという設定。
よくあるパラレル物、アナザーストーリーかと思っていたんですが……実際はTV版のプレストーリー、過去のお話でした。厳密に言うと過去とはちょっと違うんですけどね。まぁ、公式の宣伝でもTV版第一話につながるストーリーと公言しているので、このくらいのネタバレは平気ですよね?
地球の海を焼いた巨大隕石はワームを移送するための揺りかごだった。そのワームに対抗するため、秘密機関ZECTはライダーシステムを開発。しかし、人類を守ることで権力を拡大し、このままでは独裁が始まると危惧を抱いた一部のメンバーがZECTから離脱して、反乱組織NEO・ZECTを発足。ワーム、ZECT、NEO・ZECTの三つ巴の戦いが始まる……というのが大体のあらすじです。
映画版恒例のオリジナルライダーは、金、銀、銅のどこの聖闘士だと突っ込みたくなるカブトムシライダーでした。
銀と銅……へラクスとケタロスはまだマシでしたが……格闘家の武蔵を起用した最強のライダーという触れ込みの黄金コーカサスが恐ろしく微妙でした。
現役格闘家というからには、かなり荒っぽい性格の、言っちゃあなんですがこの作品ではキャラかぶりまくりの俺様キャラだと先入観持ってたんですが……変に丁寧語でしゃべる上に無駄なビジュアル意識したキャラ作りをしてたのでなんか……イメージが合わない。
それでも、作品自体がつまらないということはありませんでした。
むしろ、TV版の制約がいくつか外れて面白い展開になってましたし。
ザビーはひろのぶごときではなく、初代の矢車さん。映画でもパーフェクトハーモニー改め、パーフェクトミッションです。
支配を嫌うドレイク風間は、もちろんNEO・ZECT側。そして結局かませ犬のチョイ役でした……不憫な子。活躍の場がひとつも無かったよ。
サソード神代は声だけ出演。うん、声だけ!声だけだよ!しかも一秒にも満たない掛け声だけ。
……ひでぇ。
まあ、一番特筆すべきは加賀美とひより様ですかね。
なんと映画版では二人は恋人同士!
しかも戦いが終わったら結婚しようの約束まで!
……駄目だ! 加賀美、それは死亡フラグだよ!
そして、TV版でも近々判明するであろう、天道とひより様の関係も判明。
ネタバレになるので直には書きませんが、前に私が予想したとおりでした。
銅ライダーケタロスは、始終ZECTの犬っぷりを発揮して、たぶんゲストキャラの中では一番存在感がありました。
銀ライダーヘラクスは、すごくいい奴。本当にいい奴。いい奴だったのに……
金ライダーコーカサスは、なんていうか、ちょっと扱いが駄目でしたね。存在が明らかになったのは中盤でしたが、正直存在感が無い。もっと全編にわたって最強ぶりをアピールしてくれれば好きになれたかも知れないんですが……タイミングが悪くて、かませ犬そのものでした。
ラストシーンで、まさしくTV版のストーリーへとつながっていきます。
どうして歴史が変わったのか、そこは映画を見て知ってもらいたいですね。


ま、こんなところで止めときましょうか。熱がこもりすぎて、いらん事まで話しそうですから。